第1回 | |
ところで、先日といってももう1ヵ月ほど立つが、7月8日に久しぶりにベルモントパークへ行って来た。約2年ぶりであろうか。その時の話などをこれから何回かに分けて書いてみたい。 アメリカの競馬場の様子はすでに色々な方が紹介されてはいるが、多くは大レースの時のものであり、普段の様子はなかなか伝わっていないと思うので、駐車場から食事・馬券・その他結構細かなことで、気が付いたことなどをご紹介して行くつもりである。 まずはその日の自分の状況から。2週間前に下の娘はサマースクール――3週間泊まり込み――に出かけ、その間に女房は日本へ一時帰国。大学の夏休みに入っている上の娘が帰って来ていたが、近くの大学のサマーの講義がその週で終了し、日本に3週間戻ることになっている。 最近の航空券はオフシーズンとピークシーズンで全然料金が違い、私が5月に帰国したときが往復590ドル(税抜き)、女房と娘が帰国した時が790ドルだが、娘の友達が今度(8月上旬〜中旬)我が家に遊びに来るのに、その料金は何と17万円だと。 それはともかく、その娘が家から20分のニューアーク空港から10時25分の出発なので、9時頃に送って行く。その日は偶々、会社の上司でお世話になった方が、JFK(ジョンFケネディ)空港から日本に帰国される日で、そちらもお見送りの予定になっていた。上司の方は午後1時過ぎの飛行機なので、11時をメドにJFKに向かう。ニューアークとJFKは、マンハッタンを挟んで両側にあり、所用時間は途中の混み方次第だが、この日はまあ想定よりも少し掛かったけれども、1時間半程で到着し、予定通りにお見送りが完了した。 さて、我が家は皆出かけてしまったので、お昼以降は完全に一人の自由時間ではあるし、最近めったに来ないJFKまで来て、ベルモントパークまでは10分余りの距離。これはもう神様が「競馬に行け」といっているようなもの。流れには逆らうことなく、11時半には競馬場に到着した。 レースは1時からなので、駐車場もまだがらがら。General Parking にまず2ドル払って入る。それでその辺にとめても良いが、さらにスタンド近くに移動して2ドル余計に払えば、 Preferred Parking で便利な所にとめられる。それ以外にも4ドル余計に払えば Clubhouse 専用駐車場もあるし、Valet Parking ――車と鍵を渡すと係員が後はやってくれるし帰りも持って来てくれる。確か6ドルだったと思うが彼らにチップを1ー2ドル渡すことになる――もあるが、まあそこまでしなくとも良かろうと Preferred Parking に入れてスタンドへ。 場内は Grand Stand (2ドル)と Clubhouse (4ドル)に分かれている。Clubhouse のほうがパドックへのアクセスや食堂などいろいろ便利なのでそちらへ、更に中では、追加2ドル払って指定席を確保する。指定席でなくともそれほど混んでいなかったので良かったのだが、やはりなんとなく決まった場所が確保出来ているほうが落ち着くので買って行ってみたら、ほぼゴール前の3階席で非常に快適であった。 なお、4階には食堂で食事をしながら楽しめるテラス席もあり、こちらは追加料金は取らないが、確か注文がミニマム30ドル(一人)であったと思う。 プログラムを買うのを忘れていたので、1階まで降りて買いに行く。1冊1ドル50セント、この内容に付いてはおいおいご紹介していく。実はインターネットでもこの日のレースの資料をプリントアウトして持って来ており、こちらも合わせてご紹介するが、まあとても色々な分析資料があって興味深い。馬券と繋がったのかどうかは後のお楽しみ。 12時になり国家の吹奏と国旗の掲揚、スタンド全員が立って国旗に敬意を表わす。これからいよいよレースモードに突入していくが、続きは又来週。 |