佐藤正人さんの<わたしの競馬研究ノート・シリーズ>は、名著だと言われながらも、一般にはなかなか読める機会がないので、できたら復刻したいと思い、ご遺族にお願いしておりましたが、このたび許可をいただきました。ありがとうございました。
 今回の件に関しましては、佐藤正人訳『名馬の生産』を出版された白井透さんに大変お世話になりました。御礼申し上げます。ありがとうございました。

 <わたしの競馬研究ノート・シリーズ>は、『競馬雑記帳』と『競馬研究ノート』全16巻の計17冊からなっている、とても大部な著作です。
 文献目録はゆっくり作成するにしても、どこから復刻すべきかということは結構難しい問題で、少し考えましたが、どうも判断がつきません。

 そこで、とりあえず『わたしの競馬研究ノートの6』に収められている「競馬百話」から始めることにしました。目次等は次回以降にして、今回は冒頭の部分を配信します。
「まえがき」に出てくるカミノテシオというのは、第13回の京成杯を勝った馬です。この年は、タケホープとハイセイコーの世代です。

配信にあたっての挨拶より
2002 年3月28日 山本一生

わたしの競馬研究ノートの6